勉強会に参加しました。
10時から17時までの長時間、
熱抵抗値や熱貫流率や日射熱取得率などを、
ひたすら計算するという勉強会でした。
大変でしたが、今後、家を建てるのに
必ず必要になる計算なんです。
住宅・建築物の省エネルギー法が改正され、
2年前の平成25年10月1日から施工されています。
大きく変わった点は二つあります。
まず、一つ目が住宅の断熱性能の表し方です。
従来は、住宅の断熱性能をQ値(熱損失係数)で
表していましたが、
改正後は、Q値を廃止し、
UA値(外皮平均熱貫流率)で表すようになります。
断熱基準の地域区分も以前より細かく分類されています。
国土交通省 住宅・建築物の省エネルギー基準 平成25年改正のポイント パンフレットからの抜粋
二つ目は、1次エネルギー消費量の計算です。
1次エネルギー消費量の計算とは、
住宅に設置する、
冷暖房機器・換気機器・照明器具・給湯機器などで
どれぐらいの1次エネルギーを
消費するかを計算する事です。
今までも、住宅の1次エネルギー計算はありましたが、
ゼロエネや低炭素住宅など、
一定のレベルを超えた住宅のみしか
計算する事がありませんでした。
新基準では、住宅・建築物は、
必ず計算しなければなりません。
良く考えれば、当たり前なんです。
断熱性能の高い住宅でも、
効率の悪い機器を使ってしまっては、
光熱費が高くなり、
「光熱費高いんですけど・・・」と言われてしまいます。
国土交通省 住宅・建築物の省エネルギー基準 平成25年改正のポイント パンフレットからの抜粋
以上の改正省エネルギーは、
経過措置としての1年半が過ぎ、
今年の4月から従来のQ値(熱損失係数)がなくなり、
新基準のUA値(外皮平均熱貫流率)でしか
計算できなくなります。
国土交通省 住宅・建築物の省エネルギー基準 平成25年改正のポイント パンフレットからの抜粋
これからの家づくりで最も大切なのは、
「少ないエネルギーで快適な生活を送れる家」
だと思っております。
これからも、快適な住宅をご提供させていただけるように
日々、頑張っていきます。